2013/02/22

ニューアルバム Bankrupt!/Phoenix

http://www.wearephoenix.com

Phoenixが、4年ぶりの新作となるBankrupt!を発表した。
バンドにとって5枚目のアルバムである。


  1. Entertainment
  2. The Real Thing
  3. S.OS. In Bel Air
  4. Trying To Be Cool
  5. Bankrupt!
  6. Drakker Noir
  7. Chlonoform
  8. Don't
  9. Bourgeois
10. Oblique City


Entertainment/Phoenix

アルバム冒頭の1曲目:Entertainmentは既にリリースされている。

どことなく欧州の匂いのする前作Wolfgang Amadeus Phoenix(2009)とは違い、東洋を感じさせるメロディ。
バンドに特有の、同じ単語を余韻のように重ねる歌詞は健在であり、電子的なキーボードの音で奏でるテンポの良いメロディと、規則的な打ち込みのリズムが曲を支える。
映像は真っ黒い背景に筆記体で書かれた歌詞からなっており、曲の終盤にはアルバムジャケットともなっているりんご(りんごだろうか?ジャケットを見ると、オレンジがかっている果物である)の画像が現れる。

恐らく本作のメイン曲ではないと思われるが、バンドの新しい雰囲気を予感させる一曲である(メインは恐らく、アルバムタイトルと同名の6曲目:Bankrupt!だろう)。
これまでの作品から考えると、おそらく全曲がキャッチーで踊れる…!という内容ではないと考えられるが、バンドの新作がどのような雰囲気を持っているのか、今から楽しみである。
iTunesストアでは既にプレオーダーが開始されている。

http://smarturl.it/Bankrupt

4月22日のリリースが待ちどおしい。

2013/02/06

Cities 97 Studio C/Keane




アメリカはミネソタ州、ミネアポリスのラジオ局:Cities 97にて先日収録されたKeaneのライブ音源がリリースされており、下記のサイトにてストリーミングで聴くことができる。

http://www.cities97.com/pages/BreakingNow.html?feed=421800&article=10730426

間に短いインタビューを挟んで、Silenced By The Night、Sovereign Light Cafe、Somewhere Only We Knowの3曲が演奏されている。
曲数は少ないが、アコースティックな演奏で曲の良さが際立っており、Keaneのソングライティングの素晴らしさを堪能できる内容となっている。
原曲とは違ってギターを用いて演奏されているSomewhere Only We Knowも良い。

Keaneのライブ音源といえば、デビュー当時にリリースされた「Live Recordings 2004」というアルバムがある。

http://www.amazon.co.jp/Live-Recordings-2004-Keane/dp/B00080SE3C/ref=ntt_mus_ep_dpi_13

リリース当時にレコード屋で試聴し、とても良く感じられた記憶がある。
トムの歌声はライブで聴いても全く遜色なく、むしろCD音源以上に熱を込めて歌いあげるライブパフォーマンスでこそ、引き立っていると感じる。

シンプルに演奏された時に曲の魅力が増すのは、無論メロディが優れているからである。
上記音源を聴いて、デビュー当時から一貫しているKeaneの曲の良さを実感した次第である。

2013/02/03

手の届かない音楽:Welcome to the jivin'/Foxes!



どこぞで流れていて耳にした曲だが、軽快なポップ・ロックに女性ボーカルが小気味良い一曲である。

良質なポップソングは巷に溢れているが、どれも似通って聴こえてしまうというのが正直なところで、そういった曲の中で、敢えて聴こうと思える曲と出会えることは少ない。
繰り返しになるが、ある程度の質の音楽というのは世間に溢れており、”どれも似通って”聴こえてしまうからこそ、ふとした瞬間に自分の琴線に触れるようなことがなければ、敢えて手に取る機会はまずない。
その曲が広告やタイアップとして世間に流される機会が設けられていたり、或はそこに何かしらのエピソードが付随していたり(例えば、楽曲がYoutubeで数多くのアクセスを稼いだり)などしていれば、曲のことを知ることもできるのだが、そういった機会に恵まれない数多の楽曲たちは、世間に発表されはしても、大した関心を集めずに埋もれていってしまう。そうして、異国の無名なバンドの曲はついぞ、我々の耳に届くことはない。

街中で気になる音楽を耳にして、すぐにその場で調べて曲と出会う、ということがiPhoneを持ち歩くことで可能になったわけだが、これは露出する機会の少ない楽曲を手に取る機会を作っているという意味で、とても大きなことだと思う。

上記のリンクはiTunesストアだが、この曲はGoogleで調べてもYoutubeで調べても見つからない。フルで聴こうと思ったら、購入するしかないという、何ともじれったい状態である(Foxes!で検索すると、たいていFleet Foxesが出てくるので困っている)。

Last.fmのアーティストページ:http://www.lastfm.jp/music/Foxes!