2012/12/18

Live@Studio Coast/Two Door Cinema Club

新木場のStudio Coastにて行われた、Two Door Cinema Clubのライブを観に行ってきた。

新木場駅から会場までの道のりには、予想外に多くの人が歩いていた。今回の東京公演はソールドアウトであったという。
会場のロッカーはなんと屋外も屋内も全て埋まっており、コートを手に持って観ることになってしまった。それほど多くの人が集まっていたということか。
サポートアクトのCitizens!終盤から会場に入り、少し高い位置から眺めるような形で陣取り。客層は男女ともに同じくらいの割合で、意外と若い(大学生くらいの若者多し)。
ライブの開始を待つソワソワとした高揚感、嵐の前の静けさのようなザワつき、バンドが登場したときの歓声、会場の一体感。久しぶりのライブであったが、やはり生で観るのはいいなあと、しみじみ思う。

Studio Coastではお馴染みの看板

時間にして1時間強。トークに割いた時間もほとんどなく、初めから最後まで一気に駆け抜けるようなライブであった。あっという間に終わってしまい、”あっさりしているなあ”などと思っていたが、あらためて振り返ると、意外と曲数が多いことに驚く。

彼らが発表している曲ーアルバム2枚分に日本盤ボーナストラックの2曲を加えた23曲のうち、18曲も演奏している。ライブで演奏されなかった5曲は、1stのうち#1:Cigarettes In The Theatre、2ndのうち#8:Settle、#9:Spring、#11:Beacon、それに1st日本盤のボーナストラック:Kidsである。個人的にはCigarettes In The Theatreが聴けなかったのは残念であった。

演奏は、Youtubeで観られるライブ映像やライブ音源を収録したアルバムで聴いていたとおり。演奏のリズムが崩れることなどもなく、完成度は高い(無難すぎるとも言えるが、それはバンドの若さ故であろう)。
ステージも装飾の一切ないシンプルなものであったが、目まぐるしく動きまわるライトの演出は印象に残っている。
比較的ストイックなライブであったが、曲が終わるごとにフロアーは拍手に包まれており、初めから最後までずっと盛り上がっていた。

ボーカルのAlexは、途中キーボードにもたれかかるなど息切れしている様子であったが、歌声には全く疲れを見せず、終始安定していた。
ギターのSamは、いつもどおりの演奏スタイル(小刻みに身体を捩るギターの弾き方)で、ライブ中はよく動き回っていた。ベースのKevinは、シャツの袖をいつもどおり高い位置まで捲り上げ、直立不動で演奏する姿が印象的であった。

曲単位で盛り上がったのは、まず2曲目のUndercover Martyn。声を出して歌っている人の、なんと多いこと(サビの前、To the basement people, to the basement…の部分!)。そしてやはりI Can Talk、Somedayといった激しめの2曲も人気がある。
個人的には、ライブの中盤で聴くNext Yearが新鮮であった。

今まであまり意識していなかったが、どの曲も間奏部分のテンポが良く、どの曲も踊れる。Two Door Cinema Clubは、何ともライブ映えのするバンドであった。
アンコールの3曲目である最後の曲に、このバンドを知るきっかけとなった”What You Know”が演奏されたため、思いがけず感慨に耽ってしまった。
会場の雰囲気も良く、気持ちの良いライブであった。


セットリストは以下のとおり。

  1.Sleep Alone
  2.Undercover Martyn
  3.Do You Want It All?
  4.This Is The Life
  5.Wake Up
  6.You're Not Stubborn
  7.Sun
  8.Pyramid
  9.I Can Talk
10.Costume Party
11.The World Is Watching
12.Next Year
13.Something Good Can Work
14.Handshake
15.Eat That Up, It's Good For You

16.Someday
17.Come Back Home
18.What You Know

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